見分け方
毒キノコの確実な見分け方は存在しない。
「縦に割けるキノコは食べられる」「毒キノコは色
が派手で地味な色で匂いの良いキノコは食べら
れる」「銀のスプーンが変色しなければ食べられ
る」「虫が食べているキノコは人間も食べられ
る」「ナスと一緒に食べれば中毒しない」といっ
た見分け方は何の根拠もない迷信であり、絶
対にそれらの基準で判断してはいけない。
事実、猛毒であるコレラタケ、ドクササコなどは
縦に割け地味な色である。
- これらのよく知られた俗説が全国区の権威
あるものとして広まった背景としては、明
治初期の官報に、一部で流布していた俗
説を真実であると誤認し、掲載してしまっ
たためであると言われている。
食用か毒かを判断するには、そのキノコの種、
さらにはどの地域個体群に属するかまでの同定
結果に基づくべきである。
また、実際に起きているキノコによる中毒の多く
は、既に毒であることが知られたキノコによるも
のであることをわきまえる必要があろう。
キノコ中毒を未然に防止するためには公の機関
によるさらなる啓蒙が必要である。