さまざまなキノコが食用となる一方で、毒キノコ
も数多く存在する。
中には致命的な毒を持つものもある。
毒キノコの毒の成分にはアマトキシン類、ムスカ
リン、イボテン酸、コプリン、イルジンなどがある。
毒キノコによる中毒の症状は様々である。
摂取すると、嘔吐、腹痛、下痢、痙攣、昏睡など
の症状を生じ、最悪の場合死に至る。長期にわ
たる体の麻痺を生じるようなキノコもある。変っ
たところでは、アルコールと一緒に食べると中
毒を引き起こすものもある。
毒キノコの中には食用キノコと非常によく似たも
のがある。
また、いくら毒性が弱くても体調によっては深刻
な症状となることもある(ツキヨタケのような、比
較的弱い毒キノコでも中毒死した例はある)。
困ったことには、自然界には食毒の不明なキノ
コが多数存在し、さらに、一般には毒性がない
とされる種であっても生育地域によっては毒性
を持つ可能性がある。
キノコの同定の経験に乏しい人が野生のキノコ
を素人判断に基づいて食べるのは非常に危険
である。
食用キノコか否かを簡単な基準で見分ける方法
は(実際に食べてみるというのを除けば)一切知
られていない。